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北海道

北海道統計協会の資料によると北海道の現在の人口は560万人、この数字は私が生まれた半世紀前には約500万人だったと記憶していますからほとんど増えていないといえます。

今手元で入手できる資料では昭和52(1977)年で540万人(札幌市は120万人)、今年平成19年6月の最新統計で北海道の総人口が560万人に対し、札幌市が188万人です。人口がほぼ横ばいなのに対し札幌市への一極集中がますます加速しているといえます。

この半世紀で産業構造が変わりました。50年前の当時開拓以来の重要産業だった石炭生産はまだ十分にその勢力を保持していましたが、今では炭鉱は全て閉山されてしまい、かつて炭鉱の町であった夕張の財政再建団体指定の話はまだ耳に新しいところです。

産業動向では、卸・小売業(25%)、サービス業、飲食店、宿泊行が上位を占めており、北海道経済は観光により成り立っていることは明らかです。比率が増えているのは医療・福祉、農業、情報通信業で、鉱業、建設業、金融業が減少していて産業シフトの傾向が見受けられます。

九州の約2倍という広大な面積がありながら発展は十分とはいえない。

最近話題の大相撲・横綱と大物アーティストや芸能人に北海道出身者が多い、という説は北海道以外に活動を求める出身者が多いという側面を著しています。人口が半世紀にわたってほとんど変わらない、ということは定住者市場規模の発展が無く最初から分け合うパイの大きさが限られている、ということだからです。

科学の発達により、北海道発展の最大のネックであった厳しい気候による障害もかなり緩和されています。気候がもはやハンディでないのは、駒大苫小牧による夏の甲子園連覇に象徴されます。

今日本の経済は好調が持続する輸出産業によって支えられています。北海道と他の地域を比べて明らかな土地の開発余地を見れば北海道の潜在的余地が大きいことは歴然としています。農業を例に取れば、日本農業の特徴である小規模労働集約から規模の拡大が発展の要素であることは間違いありません。そして、規模の拡大による成果が最も期待できる、それが北海道です。

交通手段の発達により、観光客だけでなく、物流も大いに改善されており、製造業の大規模化に見合う土地が提供できる北海道は進出先として大いに期待されてしかるべきと思います。

そのためにも、北海道を訪れる人が増え、その人たちがリピーターとなることにより、北海道に対する認識を深め、その潜在力が広く国内に認識されることはとても重要なことです。
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